面接は応募者と対面で口頭による質疑応答をし、それを通じて応募者の対応(受け答えや表情等)を見ることによって、書類や経歴等では窺い知ることのできない個人の「特性」を把握することを大きな目的としています。また、応募者と企業の双方にとって、入社後に仕事や職場とのミスマッチ(不適応)をおこさないよう、労働条件や社風、企業理念等の確認やすり合わせを行う重要な場でもあります。
・ | できれば、窓のある明るい部屋でおこなう |
・ | 面接時の服装は、普段の職場通りとする |
・ | 面接会場に自社のパンフレットなどを用意する |
・ | 応募者を待たせず時間通りに開始する |
・ | 面接は「会話」であることを常に念頭におく |
・ | 応募者が答えている時は相手を「観る」 |
・ | あいづちを打つなど、「聴いている」姿勢を前面に出す |
・ | 応募者の質問にはできるだけ「具体的に返答」する |
・ | 面接官以外の社員の応対にも「歓迎」の雰囲気が出るようにする |
面接では、応募者は少なからず緊張状態にあり、自分をよく見せたいと思うのが通常です。こうした状態では、企業も応募者本来の姿を正しく捉えることは難しいでしょう。導入部分は答えやすい質問から始めるなど、応募者がリラックスできるよう心がけましょう。
面接官が横柄な態度を取ったり、常識外れの発言をすると、会社に対する心象を悪くします。誠実かつ謙虚な態度で面接に臨むようにします。採用活動も企業イメージアップのための営業・マーケティング活動の一環と考えましょう。
応募者の多くは「給料のこと、転勤のこと、残業のことなど露骨に聞いては不利だ」と考えています。基本的な労働条件について不明確なまま採用・入社、それが早期退職の原因になったのでは互いに利はありません。これらの項目については、企業側から率直に切り出していくほうがよいでしょう。
応募者の「人物・人柄」を知りたいのであれば、過去の事実や行動、エピソードについて聞き、それに付随する感想や意思を引き出すようにします。
面接では次のような考えを排除して臨みましょう。 | |
・ | 反射:「考えに合わない」、「聴くに足らない」 |
・ | 湾曲:「都合のいいようにねじ曲げて解釈」 |
・ | 選択:「興味がある」、「相手が強調したとき」 |
合否の判断に迷ったら…
迷うということは、どこかその応募者に魅力なり、更に聞いてみたいと思う点があるはずです。であれば、次の選考過程(二次面接など)に残し、更に詳しく話を聞いてみるとよいでしょう。
面接評価のポイントを予め設定しておくようにすると評価基準がブレません。最終的には転職理由、応募動機、キャリア、希望の待遇・処遇、人物(人柄・能力・適性)を見て総合的に判断します。
ジョブカフェちばにくる求職者が面接時に企業を見るポイントは次の点です。