予想以上に転職活動が長引いてしまったときや、出産や育児などで仕事から遠ざかった期間がある場合には、応募の際にやはり多少は不利となってしまいます。そうは言っても、架空の経歴を記入することはできません。 ここではそういった場合の応募のちょっとした工夫について説明します。
失業期間が3ヶ月程度であれば、ほとんどの企業で問題とはされないようです。
しかし、ブランクがそれ以上の期間に渡ると
「就職意欲や仕事意識が低いのではないか」
「人物に問題があって、どこの企業にも採用されなかったのではないか」
などの疑いを特たれてしまう可能性が出てきます。
その間どうしていたのかを応募書類や面接できちんと企業に伝えることが必要です。
次のステップのために資格取得のスクールに通ったり、短期の語学留学をしたりするなど、具体的な行動を伴う場合には、その旨を伝えます。それもただ単に行動レベルで伝えるだけでなく、何のためにそれを行ったのかまでを伝えるようにするとよいでしょう。
現在の経済状況下では、転職活動そのものが長引いてしまうことも考えられます。
また、思うような会社になかなか出会えない、という人もいるでしょう。
この場合にもただ単に「活動自体はしていたのですが…」と話すのでは 「本当にきちんと活動していたのだろうか」 「実力に見合わない企業を高望みしているだけではないのだろうか」 と疑われることも。
こういった場合には今までの活動を振り返り 「こういう仕事がしたいのでこのように活動してきました」 と話せることが必要です。
結婚・出産・育児などで仕事から還ざかっていた場合に企業が気にするのは
「どうして仕事をしようと考えたのか」
「ビジネスマナーを忘れてしまってはいないか」
「家族の理解は得ているか」
といった点です。
それぞれについてきちんと説明できるようにしておくことが必要です。
その旨を盛り込んだカバーレターを応募書類に添えてみてはいかがでしょうか。
また仕事に就くにあたっては、自分のやりたいことは何か、仕事の内容・必要となる資格・知識・技能・実務経験・年齢、働き方・雇用形態(正社員・契約社員・アルバイト・派遣・業務委託・・・)などの情報を収集し、自分のライフスタイルに合った仕事を探していくことも大切です。 ワープロ・OA操作などに慣れておく必要もあるでしょう。
心身の健康上の理由でブランクができてしまった場合には、「現在は仕事をしていく上で何の問題もない」ということをきちんと伝える必要があります。
いずれにしても、応募・面接に際して勤務していなかった期間が長い場合には、説明を求められることが多いため、きちんと説明できるようにしておくことが大切です。